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縫製

高度に専門化されたテラオエフの職人技(2)菊穴編

高級ブランドでしか見られなくなってきた 美しい “菊穴” も自信を持って縫製します   今や高級服にしか見られないベルトの菊穴 弊社では国産ブランドJUKI製の菊穴専用ミシンを使用しています。 精巧な特殊ミシンですが、古いミシンのため糸の調子を取るのが大変難しいのです。 美しい仕上がりにするために弊社では調整を加えています。  

根っからの縫製職人である社長自らミシンを調整

電子菊穴ミシンを分解して、針位置と釜の調整するのですが、このタイプの機械の釜を調整できるのは、弊社社長でしか扱えません。 最初の調整で釜がズレを指摘。 さすが生まれながらの縫製屋! 一度の修正で見事に正しい位置に戻りました。 スタッフ全員満足していましたが、社長の目は誤魔化せません。 2回目更にマイクロ単位の調整をシビアにチェックすると、完璧な縫い目に仕上がりました。 せっかくの仕上がりですが、今度は針先をダメにしてしまいやり直し。 菊穴が美しいだけではなく、針と釜の高さのバランスも調整しないと、針と生地に負担がかかります。 3度目の調整で絶好調の高級菊穴が完成しました。 [caption id="attachment_671" align="alignnone" width="768"] 高級な菊穴にするため、ミリ単位より細かい調整が必要[/caption]

外注専門業者にも劣らない縫い目を再現

本来、菊穴は外注の専門業者に発注する縫製屋がほとんどです。 それだけ、菊穴の需要つまり高級ブランドの縫製依頼が、業界全体で減少傾向にあるのです。 テラオエフの強みは、長年縫製に携わることで、多岐にわたる縫製を経験しています。 [caption id="attachment_675" align="alignnone" width="768"] 減少する菊穴かがりができる国内縫製工場の中、テラオエフは自社で一貫作業を行います。[/caption] このように、すべて自社で縫製を担うことで、スピーディーな納期に繋がっているのです。 ]]>