事例紹介
アパレルOEM
12)アパレル業界の常識にしばられないデザイナーズブランド
- ご依頼主
- 東京読者モデル出身のファッションプロデューサー様
- ご依頼内容
- クオリティーを下げず、思い描いたデザインを製品化したい
- 喜んでいただいた点
- プロの作り手として専門的にバックアップ
1. 見落としがちな実用性についてフォローがあった
2. 生地や副資材について提案力が他社より豊富だった
3. デザインの変更にスピーディーに対応し、納期内に仕上げてくれた
- エピソード
- 自分がときめく服をイメージ通りにできない葛藤
すでにファッションアイコンとして活躍されていたご依頼主。多くのファンからファッションやライフスタイルすべてを支持され、満を持してオリジナルブランドを立ち上げたそうです。
モデルという畑違いの世界から、アパレル産業の世界に飛び込まれ、縫製メーカーや工場との繋がりも少ない中でのスタートとなったそうです。そして理想の形とは違う服が仕上がり、想い描いた理想とする夢の製品へたどり着くには、日夜走り回っても解決できないことが山積みとなっていたそうです。
その例として 「想い描いた素材が手に入らない」
「自身が想像するデザインを型紙にしてくれるパタンナーに巡り合えない」
「縫製クオリティーが納得できない」
「顧客に嘘を言い続けないといけない」
「製品納期が不確実」
限界まで来たときに、弊社ホームページにたどり着き、すぐにお問い合わせいただきました。
テラオエフが一丸となってサポート スピーディーに対応しトラブルを解決
お電話からすぐに来社いただきお悩みと問題を吐露してくださいました。休止状態の数点の企画を弊社にご相談いただき、翌週にはサンプルアップ、数週間後にはすべての企画が製品化し店頭に並びました。
ご依頼主様と、その顧客様には大変喜んでいただき、すぐに完売の追加注文をいただきました。そんな中、繊維商社に2ヶ月前から依頼していたコサージュが上がってこないと、駆け込んでこられました。
「すでに約束の納期は過ぎており、現状の見通しがつかない」
「繊維商社の担当者からも期日の返事をもらえない」
「10日後に提携ブランドの店頭に入らないと、大きな違約金を請求されてしまう」
なんとか助けて欲しいとのことでした。
見れば複雑でとても国内で作れる製品はなく、10日間以内という納期に困惑しましたが、弊社のスタッフ数人が一丸となってマジック!
なんとかお助けすることができ、神様のようにお礼の言葉をいただき、労いのお菓子までいただきました。あの時ほど、生産者冥利に尽きた時はありません。
デザインの指示も感覚的なニュアンスで 的確な専門知識で提示する営業の役割
その後、継続してご依頼をいただけるようになりました。現役モデルとして活躍されているご依頼主ですが、イメージ先行の指示に弊社営業スタッフも多角的にサポートが必要でした。
できるだけデザイン性をくみ取り提案。そして、弊社パタンナーに的確な指示を出すというパイプ役に徹しているうちに、「自分が欲しい服を形にしたい」という思いが非常に高く、センスあるデザイナーだと認識するようになりました。
例えば「ボリューム袖のトップスを作りたい」と注文があり、弊社のパタンナーに型紙を起こしてもらうのですが、本人の思い描くシルエットは、こちらが提示したデザインよりも倍のボリュームに。細身のスタイルという注文に、できるだけ希望に沿った形に仕上げるのですが、そこからミリ単位の修正。
生地の性質や種類も多く理解されている訳ではないようでしたが、デザインのイメージは無限大にお持ちでした。そこで、弊社の豊富な生地や副資材の中から、できるだけご依頼主様のイメージに近づけるようピックアップし、知識や経験を活かした提案をさせていただきました。
揺るがない感性を柱に ブログやインスタ、SNSから発信するアパレル市場の在り方
ご依頼主様との打ち合わせは、長年のアパレル業界にはない新しい感覚で満ち溢れていました。
そして、ブログやインスタグラムに弊社縫製の服を投稿すれば、大反響を呼び即完売。さらに再販の依頼が舞い込み、競争の激しいこの業界において頭角を現すブランドと成長されました。
常識に縛られないセンスに、弊社スタッフもアパレル業界における新たな市場を目の当たりにしました。そのスピーディーな市場に対応するには、デザイナーパタンナーが常駐。
自社工場併設という弊社の強みが非常に役に立ち、信頼して仕事を進めていただけるようになりました。